こんにちは!元ホテルマンのタクトです!
唐突ですが、ホテルに初めて宿泊するときに、緊張しませんか?
この記事では、ホテルのチェックインやチェックアウトの手続きについて、一般的な方法や知っておくとおトクな情報をご説明します。
主に、シティホテルとビジネスホテルの一般的な内容をお伝えします。
チェックインやチェックアウトを予習して、スマートに恋人や家族、友人と旅行を楽しんでください。
目次
ホテルのチェックインとは?ホテルのチェックインの方法は?
「チェックイン」とは、ホテルに到着して最初に行う手続きのことです。
って、知ってますよね~。
でも、一応、説明させてください。
ホテルに到着したら、フロントデスク(レセプション)で予約した代表者の名前を伝えます。
旅行会社で予約した場合は、旅行会社発行の予約確認書(「バウチャー」「クーポン」と言ったりもします)をもらえるので、提示しましょう。
ネット予約であれば旅行前にプリントアウトしておくか、スマホですぐ開けるようにしておくと安心です。
その後、宿泊カード(「宿泊台帳」「宿帳」ともいう)に名前や住所などの個人情報を記入します。
料金が前払いとなっているホテル(ビジネスホテルはほとんど)や、シティホテルでも求められたら、このチェックインの時点で宿泊費の支払いを済ませます。
食事代やお部屋の冷蔵庫内の利用があれば、その分はチェックアウトの時に精算します。
宿泊中の注意事項などの説明があればキチンと聞いておいてくださいね。
わからなければ後でフロントに電話をして尋ねることもできます。
シティホテルの場合は、大抵、ベルボーイや客室案内係の人がお部屋までルームキーと荷物を持って案内してくれます。
ビジネスホテルなどの場合は、ルームキー、朝食利用券や館内マップなどを受け取って、お部屋へ向かいます。
最近はビジネスホテルを中心に、自動チェックイン機を設置する施設が増えてきています。
施設によって違いはありますが、フロントで宿泊カードの記入を済ませて、支払いや鍵の受け取りは自動チェックイン機で済ませる、という手続きです。
操作が分からなければフロントスタッフやロビーのスタッフに確認しましょう。
慣れれば意外とスピーディーに手続きできますし、時間によっては待ち時間も少なくてスムーズです。
海外ホテルのチェックインで注意すること
海外ホテルでのチェックインは、さらに緊張しますね。
でも手続きは、国内と基本的に同じです。
ただし、海外では少なくとも英語で行う必要がありますね。
ホテルに到着したらフロントで「Check-in, please.」と言いましょう。
このフレーズだけでちゃんと伝わります。
その後、「May I have your name?」などと名前を聞かれますので、名前を伝えましょう。
英語に不安がある場合、予約確認書を見せるとよりスムーズに手続きできるので安心です。
スマートフォンの画面で見せてもいいですが、Wi-Fiが繋がらない、充電が切れたなどのトラブルがあるかもしれないので、ネット予約の場合でもプリントアウトして持参するのをおすすめします。
チェックイン手続きは国内とほぼ同じですが、デポジット(預り金)としてクレジットカードの提示を求められることがあります。
国内と同じように宿泊費だけを前払いする場合もありますが、一旦、クレジットカードのプリントだけをして、金額はチェックアウト時に確定することもよくあります。
海外ホテルは国内ホテル以上に、国やホテルのランクによって、チェックインの手続きの丁寧さや客室への案内など、それぞれ変わってきますが、プロセスは同じです。
ホテルのチェックアウトとは?ホテルのチェックアウトの方法は?
ルームサービスやレストランなどの有料施設、外線電話、ミニバー(客室内の冷蔵庫のドリンク類)などを使っておらず、料金を事前に精算していれば、手続きはルームキーを返却するだけです。
ビジネスホテルの場合は、ルームキーをキー回収ボックスに入れるだけのところもあります。
精算するものがあれば、請求内容について説明があります。
ハイクラスのシティホテルの場合は、ミニバー(客室の冷蔵庫のドリンク類)の利用について精算時に尋ねられますので、利用があれば申告しましょう。また、ホテル側で把握して請求される場合もあるので、実際に利用したかどうかを確認してからお支払いしましょう。
その他の料金も支払う前に明細をしっかり確認しましょう。
チェックアウト後、ホテル側は、次のゲストを迎える準備をするために速攻お部屋の掃除に取りかかりますので、決められたチェックアウト時刻は厳守しましょう。
海外ホテルでチェックアウトする際は、「Check out, please.」もしくは「I’m checking out.」と伝えましょう。
ホテルのチェックイン時刻・チェックアウト時刻
「チェックイン時刻」とは、その日宿泊するお部屋を利用開始できる時刻で、その時刻以降に手続きを行うことができます。「チェックアウト時刻」とは、宿泊するお部屋を利用終了して精算を済ませるべき時刻です。チェックイン時刻からチェックアウト時刻までお部屋を利用できます。
シティホテルであれば、チェックイン時刻は12時~13時が多く、チェックアウト時刻は11時~12時が多いですね。
ビジネスホテルなどは、チェックイン時刻は15時ぐらい、チェックアウト時刻は10時~11時ぐらいというところが多いと思います。
決められたチェックイン・チェックアウト時刻の前後にお部屋を利用することも場合により可能です。その日のお部屋に空きがある場合などは、一般的に有料ですが、「アーリーチェックイン」と言って、チェックインを通常より早くしたり、「レイトチェックアウト」と言って、チェックイン時刻を延長することもできます。
またホテル側で、「レイトチェックアウトプラン」などを用意しているホテルもあります。
チェックイン時刻からすぐにお部屋を利用したい場合は、チェックイン時刻までに余裕をもって宿泊先に到着しておくのがポイントです。休日や観光地のホテルはチェックイン開始と同時にお客様が集中するので、フロントが混みあって手続きに時間がかかる場合があります。
手続きの混み具合は当日の状況次第ですが、自分が予定しているチェックイン時刻をあらかじめ伝えておいたほうが、それに合わせてホテル側はお部屋を用意してくれるので、スムーズです。連休中など、自分が宿泊する前後もお客様が多い日程などは、チェックイン時刻を過ぎていても、まだお部屋の準備が出来ておらず、お部屋が整うまで待たないといけない場合もあります。
到着が早い場合もそうですが、逆に遅くなる場合、特に到着時刻が22時を超える場合は伝えておいた方が確実にお部屋を確保できます。24時を過ぎて到着しないゲストはノーショーと判断して、他のゲストにそのお部屋を提供する可能性があります。
また、夕食付きのプランの場合は、到着時刻が遅くなりそうな時は、夕食を提供してもらえるかどうかを事前に確認してください。場合によっては、料金を支払っていても夕食をとれないこともあり得るので、とても悲しい旅行になってしまいます。
予定していたチェックイン時刻に大幅な変更がある場合も連絡しておくとお互いに安心できます。
同行者が遅れる場合も、チェックインの際に申し出ましょう。同行者が到着した時にお部屋番号を知らせてもらえたり、カードキーの場合などは到着した際に申し出て受け取るなどの相談ができます。ルームキーがないとエレベーターに乗れないホテルもあるので、そういった場合は特に注意が必要です。
ホテルのチェックイン前やチェックアウト後に荷物だけ預けたい
旅行の時に、荷物のことは気になりますよね。
しっかりと観光を楽しんだり用事を済ませたりするときに、お泊り用の荷物がネックになってくることがよくあります。
駅のコインロッカーに預けることもできますが、宿泊先のホテルを拠点に行動できる場合は、是非ホテルに預かっていただきましょう。
チェックイン時刻より早く到着した時も、荷物だけ預かってもらえれば、チェックイン時刻を待たずにすぐに出かけることができます。
そんなときは、フロントあるいはベルデスクで、今日宿泊予約をしていて、これから出かけたいので荷物だけ預かってほしいことを伝えましょう。
ホテルやその時の状況により、荷物預かり用のタグ(引換証や引き換えのためのふだ)を渡してもらえたり、チェックインの手続きだけ先にしてもらえたりします。シティホテルなどでは、場合によっては、出かけているあいだにお部屋に荷物を先に届けておいてもらえたりします。
チェックアウトした後も、観光や用事のためにしばらく荷物を預けたいという場合も、ほとんどの場合、預かってもらうことができます。チェックアウトの際にフロントやベルデスクでお願いしてみましょう。たいてい、荷物預かり用のタグ(引換証や引き換えのためのふだ)を渡してもらえます。
私は、荷物を預かってもらうために、立地を中心に宿泊先のホテルを決めることも多いです。
駅に隣接するホテルなどはとても便利でおススメです。
チェックイン・チェックアウトを理解して旅行を楽しみましょう!
この記事では、主にシティホテルやビジネスホテルでのチェックインやチェックアウトの手続きの概要をお伝えしましたが、旅館などでも似たような手続きになります。
それぞれの施設によっては細かな方法やルールが異なる場合がありますので、気になることは直接施設にお問い合わせください。
チェックイン・チェックアウトの流れやルール、サービスなどを知っていると、旅行へのハードルが下がり、計画段階から楽しみな時間が増えますね。
楽しい時間を過ごしてください。