こんにちは!当ブログ管理人のタクトです。
ワタクシ、この度、四国八十八ヶ所巡礼の旅を始めようと思っています。そこで、これからお遍路に行こうと考えている方のお役に立てればと思い、当ブログでもお遍路旅の予習・復習をシェアしていきます。
お遍路スタイルや持ちものにはどんなグッズが必要か、すべて揃えないといけないのか、いろいろわからないことがいっぱい。
この記事では、四国八十八ヶ所巡りをすることにした、あるいは、興味を持った方、「発心」した方に、「お遍路ってどんな格好で巡るの?」「どんなものを準備すればいいの?」「どこで買うの?」という疑問についてご説明したいと思います。
お遍路に必要な知識・お遍路用品一覧:準備するものあれこれ
先日、お遍路ってそもそもなんですか???ということを記事に書きました!
さらに、巡り方のルールってあるの???という疑問についても書きました!
そして、お遍路巡りをするには、専用の持ちものがたくさんあります。
準備する持ちものについてもまとめていますので、こちらもよろしければ参考にしてください。
お遍路さんのスタイル(服装)とは?
お遍路さんのスタイルって、誰もがイメージしているものが何となくありますよね。
そう、白装束です(笑)
笠をかぶって、杖ついて、、、。
でも、実は、お遍路さんを巡るスタイルは、自由なんです!
服装も自由です!
なので、なにも準備しないでも巡礼することは可能です。
だって、弘法大師さまって、とっても寛容で素晴らしい方ですから。
でも、やっぱりお遍路するなら、なんとなくスタイルから入りたい!
という、ワタクシのような人に向けて、どうすればスタイルから入れるかを解説していきます(笑)
お遍路スタイルに必要なお遍路グッズ一覧:7点
お遍路スタイルは、歩きお遍路、自転車お遍路、クルマお遍路など、どんな方法で巡るかによっても若干変わってきます。
とりあえず、すべてを書きだしたのがだいたい?以下の7点です。
後でそれぞれ説明しますね。
- 遍路笠(へんろがさ)/菅笠(すげがさ)/竹笠(たけがさ)
- 白衣(はくえ/びゃくえ)
- 輪袈裟(わげさ)/お袈裟(おけさ)
- 輪袈裟留め(わげさどめ)
- 金剛杖(こんごうづえ)
- 持鈴(じれい)
- 数珠(じゅず)/念珠(ねんじゅ)
- 頭陀袋(ずだぶくろ)/山谷袋(さんやぶくろ)
お遍路スタイルに必要なお遍路グッズ:準備するものあれこれ
お遍路スタイルは、白装束が基本です。
洋服でお参りの方も、上から「南無大師遍照金剛」とお大師さまのご宝号が書かれた白衣を着けるといいと言われています。
実際は、一見してお遍路さんとわからない格好でお参りしている方もいらっしゃいますが、やはり、納経をして、納経帳に御朱印をいただいて、結願を目指している方は、ほとんどの方がなんらかの衣装を身に着けておられる印象です。
衣装を整える事でお参りに対する気持ちや、心構えができるということで、やはりお遍路さん独特のスタイルに必要なグッズを準備したほうがいいのではないかと思います。
1.遍路笠(へんろがさ)/菅笠(すげがさ)/竹笠(たけがさ)
この投稿をInstagramで見る
遍路笠(へんろがさ)は、日除けとしてはもちろん、雨具にもなる便利な笠です。
菅笠(すげがさ)、竹笠(たけがさ)とも呼ばれます。
笠には「迷故三界城」「悟故十方空」「本来無東西」「何処有南北」と「同行二人」と「お大師様を表す梵字」が書かれています。一般的には梵字が前になるようにかぶります。読みは『迷うが故に三界は城、悟が故に十方は空、本来は東西は無く、何処に南北有らん。』です。
笠をかぶることによって大日如来の力にすがることができると言われています。
お参りするときは帽子を脱ぐのがルールですが、この菅笠はお遍路の正式な道具として扱われるため、脱がなくても大丈夫です。
ただし、靴を脱ぐような場面ではとるのが礼儀。
雨の時は上にかぶせられるビニールカバー付きのものが売っています。
バスツアーでお遍路する場合は、バス集合所までの荷物になる、かさばるのでバス内で収納するところがないなどの理由で準備しない方が多いそうです。
確かに、バスツアーの方は、輪袈裟だけの方が多いような気がします。
歩きお遍路や自転車お遍路の方は、あごひももあるので日除けや雨除け目的で、帽子代わりにあると良さそうです。
実際に、歩きお遍路や自転車お遍路の方は、かなり高い確率で菅笠をかぶっておられますね。
クルマお遍路の方は、トランクに積んで、駐車場からお寺までかぶると良さそうですね。
参考価格:2,000~2,500円程度
2.白衣(はくえ/びゃくえ)/おいずる
「俗世を離れ、心清く」を意味するお遍路さんの正装です。白衣俗世を離れて心の清らかさを象徴する浄衣です。
袖があるものを白衣、袖がないものをおいずるといいます。どちらも背中に「南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)」と書かれています。
納経所で、お納経帳やお軸と同じように白衣に御朱印をうけることもできます。そのときは「着用する白衣」と「御朱印をいただく白衣」の2枚準備しましょう。
「御朱印をいただく白衣」は、お浄土へ旅立つ時に工房大師さまに導いて頂くため、また、極楽浄土への通行証でもあります。お一人お一人がお持ちになるといいそうです。
そして、白衣を着ていると、ひと目でお遍路さんとわかるので、お接待をうけるときなどにも便利です。
どんな巡り方をするかにかかわらず、白衣を着ている方の割合は高い印象です。
そして、白衣には、袖付きのものと袖なしのものがあります。
季節によって2着用意してもいいですし、袖付きは夏は日焼け防止やクーラー対策にもなりますし、袖なしは冬は厚手のダウンの上からも着られるのでいいかもしれません。
スタイルなどのお好みでどちらか準備されるといいと思います。
参考価格:袖付き3,000円前後、袖なし(おいずる)2,000~3,000円
3.輪袈裟(わげさ)/お袈裟(おけさ)
この投稿をInstagramで見る
輪袈裟とは、首から下げるもので、お参りするときにつける正装です。お坊さんの法衣を簡略化した物で、寺参りのエチケットです。
白衣を着ずに輪袈裟だけつけている人もいます。
お手洗いのときには、不浄な場所に持ち込まないという意味で、外しておくのが習わしです。
袈裟には、たくさんの種類があって、選び方は、霊場(札所)または菩提寺にご指導をうけることもできます。
ふんふん。
はじめは、やっぱり1番札所で買ったほうがいいのかな?と思っていましたが、それぞれの品ぞろえを確認して、ご自分の好みに合ったものを選ばれるといいのではないかと思いました。
参考価格:輪袈裟(印刷)700円~、輪袈裟(刺繍)1,500円~
4.輪袈裟留め(わげさどめ)
輪袈裟を白衣に固定して外れないようにする金具です。前面で留めるタイプと、襟元で留めるタイプがあるそうです。
参考価格:600円~
5.金剛杖(こんごうづえ)
金剛杖は、長さ1.3メートルほどの木の杖で、古来より道中の歩みを助けてくださる、弘法大師さまの象徴(弘法大師さまそのもの)として考えられてきました。巡拝用品の中で最も大切なものだそうです。弘法大師さまが一緒に行をして下さるという意味で、道中の精神的な支柱となります。
各札所にそれぞれ杖置き場が設置されていますので、自分よりも先に杖を休ませます。他の参拝者の迷惑にならないようにも所定の場所に杖を置きましょう。
宿に着けば、まず、第一に杖の先を洗い、丁寧に拭いて清め床の間などに立て掛け、合掌します。また、大師ご巡錫の際、橋の下で一夜を明かされたところから橋の上を通る際は杖をつかないことが決まりです。
札所は駐車場から遠いところも多く、長い階段や急な坂もあるようですので、杖として実用的だそうです。バスツアーの場合も全員分をまとめて置ける杖置きがあるのでスペース的にも大丈夫なようです。
菅笠は巡り方により持つか持たないか各自が選択してもよさそうですが、金剛杖は、その意味合いからも、実用性からも必須のアイテムのようです。
参考価格:金剛杖972円、般若心経入1,512円、金剛杖袋324円
6.持鈴(じれい)
鈴の音は浄土の天音楽の模写であり、魔除けの音、煩悩を払い、仏心を覚ますといわれているそうです。読経の際には句読点の意味を持たせて、持鈴を振りながら行うそうです。
これは初心者には難しそう。
参考価格:1,836円
7.数珠(じゅず)/念珠(ねんじゅ)
数珠/念珠はお参りするとき、手にかけて使います。
真言宗の数珠は、珠(たま)が煩悩の数の108個付いています。ただし、ご自身の宗派の数珠があれば、それを使っても構いません。
数珠は持っているだけでも、厄除けになるといわれています。
新たに買う場合は、長さや素材により価格はさまざまで、仏具店などでご自身の宗派なども含めてご相談して購入したほうがいいかもしれません。
念珠を作るワークショップをしているお寺もあるようなので、作ってみるのもいいかもしれません。
この投稿をInstagramで見る
8.頭陀袋(ずだぶくろ)/山谷袋(さんやぶくろ)
お参りに必要なものを入れて、肩から斜めにかける布製のカバンです。この中に納経帳や経本などを入れておきます。貴重品などを持ち歩くときにも便利です。
また、お手洗などに入るときには、数珠、輪袈裟など不浄な所へ持ち込まないということから頭陀袋にいれ、同行の人がいれば預かってもらいましょう。
歩きお遍路の方などに便利な、撥水加工されたポリエステルタイプもあります。
参考価格:麺素材1,296円、ポリエステル2,808円など
お遍路スタイルにはじめに必要なお遍路グッズまとめ
この記事では、お遍路スタイルに必要なグッズをご紹介しました。
お遍路は、各自の巡り方やファッション感覚に合わせて、選択的に自由なスタイルで巡礼しても良いと言われています。
とはいえ、お遍路のマストアイテムとしては、
2.白衣(はくえ/びゃくえ)
3.輪袈裟(わげさ)/お袈裟(おけさ)
5.金剛杖(こんごうづえ) の3点かなと思いました。
ワタクシはクルマお遍路ですので、
1.遍路笠(へんろがさ)/菅笠(すげがさ)/竹笠(たけがさ) も準備しようと思いました。
そして、すでに持っているもの、代用できるもので準備したいのが以下の2点。
7.数珠(じゅず)/念珠(ねんじゅ)
8.頭陀袋(ずだぶくろ)/山谷袋(さんやぶくろ)
頭陀袋は、赤白の生地のハンドメイドのいただいたものがあるので、それを代用しようかと思いました。
ちょっとカジュアルすぎ?
同行者の意見も聞いたほうがいい?と、
あーでもないこーでもないといろいろ考えていました。
お遍路に出かける前は、こんな風に考えていました。
そして、、、
実際に準備したお遍路スタイル・どこで買ったの?(現在進行形)
そうして、ワタクシは、2019年9月からお遍路をはじめたのですが
実際に、お遍路をはじめる前に準備したのは、
2.白衣(はくえ/びゃくえ)のみ(笑)
最低限のものからはじめて、実際に巡りながらそろえていこうと思った次第です。
実際に買ったのは「いっぽ一歩堂」さんの「新・軽爽白衣」です。
・二重織構造の素材を使用し、汗を素早く吸い上げ外側に発散するので、身体を冷やすことがありません。 (吸汗、速乾)
・紫外線99.5%の遮蔽率があり、UFP値でも50+の機能を有した素材で、お遍路旅での日焼け対策も施しました。(UV加工)
・新・軽爽白衣は、従来の白衣より生地自体が46g(約20%減)軽く、体への負担を軽減しました。(軽量化)
・洗濯、水洗いはもちろんOK。シワになりにくい素材で、翌日は気持ち良くお遍路の旅をスタートできます。
7.数珠(じゅず)/念珠(ねんじゅ)は、はじめは持っていたものを使っていましたが、2回目の巡礼の際に、ブレスレットタイプの念珠を購入しました。
理由は、いちいち着けたり外したりするのが億劫で(笑)、巡礼中、食事の時なども着けたままでいられて、手を洗う時なども煩わしくないようにするためでした。
おかげで、出かけるときから帰ってくるまで、念珠をつけたまま、快適に過ごせます!
念珠は、パワーストーンなど流行っていますので、お好きなものを着けるといいのではないかと思いますが、やっぱり、念珠専門のお店やお寺で買う方がイメージ的にいいかなと思い、納経所で購入しました。
お値段もお手頃なものから数万円するようなかなりお高いものまで様々ですが、1000円前後ぐらいのものでワタクシは十分かと思いました。
そして、8.頭陀袋(ずだぶくろ)/山谷袋(さんやぶくろ)は、やっぱり、赤白の生地のハンドメイドのいただきものを使っています!
理由は、軽くてかわいい!ほかに使う機会がなかったのでちょうどいい!同行者のフレデリックともマッチする!?
そして、3.輪袈裟(わげさ)/お袈裟(おけさ)は、2番札所「極楽寺」の納経所で購入しました。
やっぱり、輪袈裟があると、雰囲気出るし、かわいいし、という個人的好みで。
着物が好きなので、選ぶのも楽しかったです!
ネットでもいろいろ選べるのであらかじめ準備するのもおすすめです。
一般的には、白衣か輪袈裟のどちらかを着けていると、主観的にも客観的にもお遍路さん気分になれると思います。
思い切って告白しますと、実は、いまのところ、5.金剛杖(こんごうづえ)と1.遍路笠(へんろがさ)/菅笠(すげがさ)/竹笠(たけがさ)は使っておりません。
理由は、3つ。
クルマお遍路なので、あまり歩かない、雨に合わないように行っている、どちらも歩きお遍路の方に必需品。
よろしければ参考にしてください。
それから、この記事ではスタイル(格好)について準備するものを書きましたが、お遍路巡りをするには、専用の持ちものがたくさんあります。
準備する持ちものについてもまとめていますので、こちらもよろしければ参考にしてください。
コメント